サバについて

サバ缶の老舗「福井缶詰」による加工
サバを手詰め、独自の蒸し加工で澄み切った味わいに

サバ缶の製造を手掛けるのは昭和18年創業の福井県小浜市「福井缶詰」。使用するサバは、旬のノルウェーサバの中でも脂のりバツグンの大きなサバ。鮮度を落とさないように半解凍でカットし、ていねいに手作業で血合いをとり、手詰めします。そののち一度蒸して、アクを取り除いて加工するという独自の下処理を行うことで、クセがなく澄み切った味わいに。

だからこそ、なつめと麹甘酒とのハーモニーが楽しめます。缶汁も飲み干したいほどの美味しさに仕上がりました。

福井缶詰工場風景
下処理されたサバ
福井県産なつめ

貴重な福井県産無農薬なつめを使用
ナチュラルな甘みが魅力

薬膳料理で多く使われる、なつめ。クロウメモドキ科の落葉高木でりんごのような実をつけます。中医学では乾燥したものが「大棗」(たいそう)という生薬として、使われています。人間にとって重要なエネルギーである「気」、栄養成分である「血」を補う効能が高くパワーアップにおすすめ。そして女性の美容と健康によいとされています。

日本で流通しているなつめは、ほぼ中国あるいは韓国のものですが、実は国内でも栽培が行われています。福井県福井市の北西部、日本海に面した棗(なつめ)地区は、昔からナツメが多く採れていた地域。「棗の里農園」はこの地で、約3000本のなつめを無農薬で育てています。地区の名前ともなっているなつめを特産品にしたいと、20年ほど前から栽培に取り組み、試行錯誤を重ねて良質ななつめを作ることに成功しました。貴重な国産ナツメはほんのり優しく、上品な甘味が魅力です。なつめサバには、秋に収穫して乾燥させたなつめをまるごと1個、そしてなつめペーストも加えて仕上げました。

なつめ
棗の農園
麹甘酒

発酵食品「麹甘酒」を使用。より身体にやさしく
サバの旨みもアップ、身もふっくら

サバとなつめに加えて味付けに使ったのは「麹甘酒」。麹甘酒は米と米麹を発酵させて作った発酵食品。古より健康によいとして親しまれ、ここ数年発酵食品が注目されるなかでブームになっています。薬膳においても、血行促進によいといわれ美と健康に役立ちます。麹甘酒は甘みにくわえて旨みがあるため料理に使うと美味しく仕上がります。なつめサバも、麹甘酒を加えることでサバの旨みが引き立ち、身がふっくらやわらかく仕上がっています。

麹甘酒
米麹